マレーシアに住んでいると、街中やショッピングモールで本当にいろいろな国の人を見かけますよね。
クアラルンプールを歩いているだけでも、中国、インドネシア、シンガポール、韓国、ヨーロッパなど、世界中から人が集まっていることを実感します。
では実際のところ、マレーシアにはどの国から一番多くの人が訪れているのでしょうか?
今回は、マレーシアを訪れる外国人を国・地域別にチェック!
さらに、日本人はどのくらいマレーシアを訪れているのか、過去約10年間の変化や、マレーシア政府が進めている外国人受け入れ政策についても、わかりやすく紹介します♡
マレーシアには年間2,500万人以上の外国人観光客!
Tourism Malaysiaの統計によると、2024年にマレーシアを訪れた国際観光客は約2,500万人。
コロナ禍で一時は海外からの旅行者がほとんどいなくなりましたが、その後はかなりの勢いで回復しています。
ちなみに「visitor arrivals(訪問者数)」という統計では日帰り客なども含まれるため、数字はさらに大きくなります。
この記事では、国ごとの比較がしやすい「tourist arrivals(国際観光客到着数)」を中心に見ていきます。
マレーシアを訪れる外国人・国別ランキング
2024年の国籍・市場別データを見ると、マレーシアを訪れる人が特に多いのは次の国・地域です。
| 順位 | 国・地域 | 2024年の観光客数・概数 |
|---|---|---|
| 1位 | シンガポール | 約910万人 |
| 2位 | インドネシア | 約415万人 |
| 3位 | 中国 | 約373万人 |
| 4位 | タイ | 約164万人 |
| 5位 | ブルネイ | 約114万人 |
| 6位 | インド | 約113万人 |
| 7位 | フィリピン | 約49万人 |
| 8位 | オーストラリア | 約45万人 |
| 9位前後 | 韓国 | 約40万人 |
| 10位前後 | イギリス | 約38万人 |
※Tourism Malaysiaの2024年国際観光客統計をもとにした概数。集計区分・更新版によって順位や数値が若干変わる場合があります。
圧倒的なのが、お隣のシンガポール!
シンガポールとマレーシアは陸路でもつながっているため、ジョホールバルなどへ気軽に旅行する人もたくさんいます。
インドネシアやタイ、ブルネイなど周辺国からの旅行者が多いのも、マレーシアならではですね。
そして注目したいのが中国とインド。
人口が多い巨大市場ということもあり、マレーシア政府も重要な観光市場として積極的に旅行者を呼び込んでいます。
日本人はどのくらいマレーシアに来ている?
では、私たち日本人はどうなのでしょうか?
2024年にマレーシアを訪れた日本人観光客は約37万人。
トップクラスのシンガポールや中国と比べると少なく見えますが、日本はマレーシアにとって昔から大切な観光市場のひとつです。
コロナ前の2019年には年間約42万人の日本人がマレーシアを訪れていました。
日本人観光客の約10年間の推移
日本からマレーシアへの観光客数を過去約10年で見ると、大きな変化がわかります。
| 年 | 日本からの観光客数・概数 |
|---|---|
| 2014年 | 約55.3万人 |
| 2015年 | 約48.4万人 |
| 2016年 | 約41.4万人 |
| 2017年 | 約39.3万人 |
| 2018年 | 約39.5万人 |
| 2019年 | 約42.5万人 |
| 2020年 | 約7.4万人 |
| 2021年 | 約0.4万人 |
| 2022年 | 約8.4万人 |
| 2023年 | 約28.9万人 |
| 2024年 | 約37.3万人 |
※Tourism Malaysiaの国籍別観光客統計をもとに整理。年によって統計の確定・改定により若干の差が生じる場合があります。
こうして並べると、かなりわかりやすいですよね。
2014年には年間55万人以上の日本人がマレーシアを訪れていました。
その後は40万人前後で推移していましたが、2020年から新型コロナの影響で急減。
2021年にはほぼ旅行ができない状態になりました。
ところが国境が再び開いてからは、
2022年:約8万人 → 2023年:約29万人 → 2024年:約37万人
と急速に戻っています。
まだ2014年の水準には届いていませんが、日本人のマレーシア旅行はかなり復活してきたことがわかります♡
なぜマレーシアは外国人観光客を増やしたいの?
マレーシアにとって観光は重要な産業のひとつです。
外国人旅行者が増えれば、ホテル、レストラン、ショッピング、航空会社、Grabなどの交通サービス、観光施設など、さまざまな場所でお金が使われます。
つまり、海外から旅行者を呼ぶことはマレーシア国内の経済を活性化させることにもつながるんです。
特にコロナ禍で大きなダメージを受けた観光産業を回復させるため、政府は海外からの旅行者を呼び戻す政策を進めています。
中国・インドなどに入国しやすい制度を導入
その代表的な政策がビザ制度の緩和です。
マレーシアは、中国やインドなど巨大な旅行市場から観光客を呼び込むため、ビザなし渡航制度の拡大・延長などを進めてきました。
旅行者にとって、
「ビザを申請しなくても旅行できる」
というのはかなり大きなポイント。
思い立ったときに旅行しやすくなるため、航空券やホテルの予約にもつながりやすくなります。
一方で、ビザ免除と「誰でも無条件に入国できる」ということは同じではありません。滞在期間などの条件があり、最終的な入国可否はマレーシアの入国管理当局によって判断されます。
日本人もビザなしで旅行しやすい♡
日本のパスポートを持っている人も、観光など一定の条件を満たす短期滞在であれば、マレーシアへビザなしで渡航できます。
さらに現在は、外国人旅行者が入国前にオンラインで情報を登録する**Malaysia Digital Arrival Card(MDAC)**も導入されています。
紙の入国カードではなく、デジタル化を進めているところも今のマレーシアらしいですね。
旅行前にはビザ条件だけでなく、MDACなど最新の入国手続きも確認しておきましょう。
2026年は「Visit Malaysia 2026」に注目!
そして今、マレーシアが特に力を入れているのが**Visit Malaysia 2026(VM2026)**です。
これはマレーシアを世界的な旅行先としてさらにPRし、より多くの外国人旅行者を呼び込もうという大型観光キャンペーン。
クアラルンプールだけではなく、ペナン、ランカウイ、サバ、サラワク、マラッカ、ジョホールなど、マレーシア各地の魅力を海外へ発信しています。
グルメ、ビーチ、世界遺産、ジャングル、ショッピングなど、実はマレーシアは「一度の旅行では足りない!」くらい観光スポットが豊富。
2026年はマレーシアの観光業にとって、かなり重要な一年になっています。
外国人を受け入れるのは「観光客」だけじゃない
マレーシアの外国人受け入れ政策を見るときに覚えておきたいのが、外国人=観光客だけではないということ。
マレーシアには、海外から働きに来る人や留学生、企業の駐在員、長期滞在者なども多く暮らしています。
一方で、観光客を増やす政策と、外国人労働者・長期滞在者を受け入れる政策は別の制度です。
外国人をたくさん受け入れればいいという単純な話ではなく、観光収入や人材確保といったメリットと、治安、雇用、住宅、インフラ、入国管理などのバランスを取ることも政府にとって重要になります。
日本人にとってもマレーシアはますます身近な国に♡
マレーシアを訪れる外国人を調べてみると、シンガポールを筆頭に、インドネシア、中国、タイ、インドなど、アジア各国からたくさんの人が訪れていることがわかります。
日本人旅行者もコロナ禍で一度激減しましたが、その後は着実に回復しています。
日本との時差はわずか1時間。
一年中暖かく、ビーチも都会も大自然もあり、日本とは違った多民族・多文化の雰囲気を気軽に楽しめるのもマレーシアの魅力です♡
そしてVisit Malaysia 2026をきっかけに、世界中からさらに多くの人がマレーシアを訪れることになりそう。
これから街の雰囲気がどう変わっていくのかにも注目です!
※統計:Tourism Malaysiaの国際観光客統計を中心に作成。観光統計には「tourist arrivals」と、日帰り訪問者などを含む「visitor arrivals」があり、集計方法によって数字が異なります。また、ビザ・入国制度は変更されることがあるため、渡航時はマレーシア入国管理局などの最新情報をご確認ください。
