マレーシアのパスポートが世界2位!日本を上回った理由とは?UAEが1位のワケも調べてみた

海外旅行が好きなら、一度は気になる「パスポートの強さ」。

「ビザなしで、どれくらいの国へ行けるんだろう?」

そんな視点で世界のパスポートを見てみると、実はかなり意外な事実が見えてきます。

2026年のPassport Indexでは、マレーシアのパスポートのMobility Scoreは175。

世界トップクラスの強さです。

しかも日本のスコアは173。

つまり、数字だけを見ると、マレーシアのパスポートが日本を上回っているんです。

「え、マレーシアってそんなにパスポートが強かったの?」

私も最初はそう思いました。

そこで今回は、

・なぜマレーシアのパスポートは強いの?
・日本の順位が下がった理由は?
・なぜUAEが世界1位なの?
・そもそも「強いパスポート」はどうやって決まる?
・日本とマレーシアでは、パスポートを持っている人はどれくらいいる?

という疑問を、旅行好き目線で調べてみました。


🇲🇾 マレーシアのパスポートは「175」の国・地域にアクセス可能

まず驚くのが、その数字。

2026年のPassport Indexによると、マレーシアのMobility Scoreは175。

内訳は、

ビザなし:121
ビザ・オン・アライバル:46
eTA:8
事前ビザが必要:23

となっています。

つまり、かなり多くの国・地域へ、旅行前に大使館などでビザを取得することなくアクセスできます。

日本のMobility Scoreは173。

ビザなし126、ビザ・オン・アライバル47などの条件を含め、総合スコアではマレーシアが日本を上回っています。

旅行好きからすると、この差は意外と大きいですよね。

「来月、ちょっと海外行こうかな」

と思ったときに、ビザの手続きが少ないというのはかなり便利。

ただし、Mobility Scoreは「ビザなしの国数」だけで決まるわけではなく、ビザ・オン・アライバルなども含めた指標です。


🇯🇵 なぜ日本のパスポートは順位が下がったの?

ここは誤解しやすいポイント。

「日本のパスポートが急に弱くなった」

という意味ではありません。

Passport Indexでは、国・地域ごとの入国条件の変化によって、スコアや順位が変動します。

2026年の日本のMobility Scoreは173で、マレーシアは175。

つまり、

マレーシアが上がったことと、
日本のスコアが相対的に伸びなかったこと

の両方が順位差につながっています。

しかも、パスポートランキングは1~2ポイントの差でも順位が大きく変わることがあります。

実際、2026年はスコア173の国が日本を含めて多数並んでいます。

だから、

「日本の国際的な信用が急落した!」

と考えるのはちょっと違います。

むしろ、

他国のビザ政策が変わる中で、マレーシアがアクセスできる国・地域を増やしてきた

と考えるほうが実態に近いでしょう。


🌏 そもそも「強いパスポート」って何?

ここを理解すると、パスポートランキングが一気に面白くなります。

パスポートそのものに「強さ」があるというより、

そのパスポートを持っている人が、世界の国々にどれだけ簡単に入国できるか

を数値化したものと考えると分かりやすいです。

例えば、

「この国の国民なら、短期滞在ならビザなしで入国OK」

という国が増えれば、そのパスポートのMobility Scoreは高くなります。

逆に、

「事前にビザを申請してください」

という国が多ければ、スコアは低くなります。

そして、その背景にあるのが外交関係です。


🤝 パスポートの強さを決める「見えない力」

パスポートの強さは、単純に「経済大国だから強い」というものではありません。

大きく考えると、

外交関係
↓
相互の信頼・協力
↓
ビザ免除などの合意
↓
人の移動がしやすくなる
↓
パスポートのMobility Scoreが上がる

という流れがあります。

もちろん実際のビザ政策には、安全保障、移民政策、経済、入国管理など、さまざまな要素が関係しています。

そのため、

・多くの国と外交関係を持つ
・経済交流が盛ん
・国際的な協力関係が多い
・入国管理や本人確認の仕組みが整っている
・相互にビザを緩和できる関係を築いている

といった国は、パスポートの移動力を高めやすいと考えられます。

つまり、パスポートランキングを見ていると、

「その国が世界とどんな関係を築いているのか」

まで、少し見えてくるんです。


🇦🇪 では、なぜUAEが世界1位なの?

ここで気になるのが、

「なんでUAEが1位なの?」

という疑問。

2026年のPassport Indexでは、アラブ首長国連邦(UAE)のMobility Scoreは182。

マレーシアの175を7ポイント上回っています。

UAEは、

ビザなし:138
ビザ・オン・アライバル:44

など、非常に広い範囲へアクセスできます。

では、なぜここまで強くなったのでしょう?

ポイントの一つが、積極的な外交と国際的なパートナーシップの拡大です。

UAEは近年、経済だけでなく、外交・観光・ビジネスなどさまざまな分野で世界各国との関係を広げてきました。

パスポートの移動力も、こうした国際関係と無関係ではありません。

つまりUAEの1位は、

「UAEだから特別にビザがいらない」

という単純な話ではなく、

長年にわたって他国との人の移動をしやすくする関係を積み重ねてきた結果

と見ることができます。


🇲🇾 マレーシアが強くなっているのも「世界との距離が近くなっている」から?

ここも面白いところ。

2026年のPassport Indexを見ると、マレーシアはMobility Score 175。

シンガポールも175で、スペインは174、日本は173です。

つまりマレーシアは、

シンガポールと同じスコアで、スペインや日本を上回る位置

にいます。

もちろん、これは「マレーシアが日本より優れた国」という意味ではありません。

あくまで、

マレーシア国民が海外へ移動するときの入国条件が、非常に有利な国際的ポジションにある

ということ。

旅行好きとしては、かなり興味深いですよね。


🇯🇵 日本人の「パスポート保有率」は意外と低い?

ここからは、ランキングとは別の疑問。

「そもそも日本人って、何人くらいパスポートを持っているの?」

日本では、2025年末時点で有効なパスポートが約2,282万冊ありました。

日本の人口を約1億2,300万人とすると、

約17.8%

になります。

つまり、ざっくり言えば、

🇯🇵 日本人の約6人に1人

が有効なパスポートを持っている計算。

「日本のパスポートは世界トップクラスなのに、実際に持っている人はこんなに少ないの?」

と、ちょっと意外に感じませんか?

これは、日本のパスポートが弱いからではありません。

単純に、パスポートを必要とする海外旅行をしていない人も多いからです。


🇲🇾 じゃあ、マレーシア人は何%くらい持っている?

ここは日本との比較で、かなり面白いポイント。

マレーシア入国管理局によると、2025年に発行されたマレーシアのパスポートは1,934,902冊。

これだけを見ると、

「マレーシアの人口が約3,100万人だから、約6.2%?」

と計算したくなります。

でも……

これは「パスポート保有率」ではありません。

なぜなら、マレーシアの国際パスポートは5年または10年の有効期間があるからです。

つまり、2025年に発行されたパスポートだけではなく、

2024年、2023年、2022年……に発行されて、現在も有効なパスポート

を持っている人も当然います。

だから、

193万冊 ÷ 3,100万人 = 6.2%

として、

「マレーシア人の6.2%しかパスポートを持っていない」

と考えるのは間違いです。


🧮 有効期間を考えると、どれくらいになる?

ここからはちょっと面白い「推計」です。

マレーシアのパスポートには5年と10年の有効期間があります。

そこで、2025年の発行数約193万冊が毎年同じくらい続くと仮定してみます。

すべて5年有効だと仮定した場合

193万冊 × 5年間
= 約965万冊

人口約3,100万人で単純に割ると、

約31%

になります。

つまり、パスポートの有効期間まで考えると、

6.2%という数字が、実際の保有率を表しているわけではない

ことがよく分かります。

ただし、ここで注意。

この31%という数字も、実際の保有率ではありません。

年間の発行数には、

・新規取得
・更新
・紛失や破損による再発行

などが含まれる可能性があります。

また、5年・10年のどちらを選んだ人が多いのかも、この数字だけでは分かりません。

そのため、

「マレーシア人の31%がパスポートを持っている」

と断定することはできません。

あくまで、

「パスポートの有効期間を考慮すると、年間発行数を人口で割った6.2%という数字では、保有実態を全く表せない」

ということを理解するための参考値です。

正確な「現在有効なマレーシア国際パスポートの保有者数」が公表されていない以上、日本の17.8%と同じ条件で比較することはできません。

ここ、数字だけを見ると意外と奥が深いんです。


✈️ 「パスポートが強い=海外旅行する人が多い」ではない

ここも大事なポイント。

パスポートランキングが測っているのは、

「その国の人がどれだけ海外旅行をしているか」

ではありません。

測っているのは、

「そのパスポートで、どれだけ簡単に海外へ入国できるか」

です。

だから、

「日本人が海外旅行をあまりしなくなったから、日本のパスポートが弱くなった」

という単純な話ではありません。

逆に、マレーシアのパスポートが強いからといって、マレーシア人全員が頻繁に海外旅行をしているわけでもありません。

ここは、

パスポートの「強さ」

と

パスポートの「保有率」

と

実際の海外旅行者数

を、それぞれ別の数字として考える必要があります。


🌏 旅行好きなら知っておきたい「パスポートの世界」

2026年のPassport Indexを見ると、

🇦🇪 UAE:182
🇸🇬 シンガポール:175
🇲🇾 マレーシア:175
🇪🇸 スペイン:174
🇯🇵 日本:173

という位置関係になっています。

マレーシアが世界トップクラスなのは間違いありません。

そして面白いのは、

「経済が大きい国=必ずパスポートが強い」

でも、

「海外旅行をする人が多い国=必ずパスポートが強い」

でもないこと。

パスポートの強さには、

外交
+
国際関係
+
経済交流
+
ビザ政策
+
入国管理
+
相互の信頼

など、いろいろなものが関係しています。

つまり、パスポートは小さな「外交成績表」のようなもの。

どれだけ多くの国と「あなたの国の人なら、もっと自由に来ていいですよ」という関係を築けているかが、数字になって表れているんです。


🇲🇾 マレーシアに住んでいるなら、ちょっと誇らしいニュースかも

日本人からすると、

「日本のパスポートは世界最強クラス」

というイメージがかなり強いですよね。

もちろん今でも日本のパスポートは世界トップクラスです。

でも2026年のデータを見ると、

マレーシアも、そのすぐ隣どころか同じトップグループに入っている。

これにはちょっと驚きました。

普段マレーシアに住んでいると、東南アジアの一つの国という感覚になりがちですが、パスポートという「世界をどれだけ自由に移動できるか」という視点で見ると、

マレーシアはかなり国際的な国なんだな

と改めて感じます。

次に海外旅行へ行くときは、航空券の値段だけではなく、

「自分のパスポートなら、どこまで自由に行けるんだろう?」

とチェックしてみるのも面白いかもしれません。

マレーシアのパスポートが世界トップクラスになったニュース。

実はこれ、単なるランキングの話ではなく、

「マレーシアが世界とどれだけ自由につながっているのか」

を数字で見ることができる、ちょっと奥深いニュースなんです。

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